松戸市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠です。
皆様こんにちは。
早速ですが、みなさんモールテックスはご存知ですか?
工匠事務所の玄関で見て素敵だなと思ったので皆さんにご紹介したいと思います。
モールテックスとは、ベルギーBEAL社から発売されている新素材の左官材です。
弊社の事務所では、玄関の土間とカウンターの側面に使用しています。
(↑タイトルの写真は工匠の事務所の玄関です。)
最近ではアパレルショップやカフェのカウンターなどでよく見かけるようになりました。
特徴としてまずは、一般的なタイルに比べひび割れしにくいことです。
モールテックスは柔軟性があり曲げにも強いので
モルタルやタイルよりもひび割れがしにくくなっています。
特殊な樹脂が含まれていることによって薄く塗っても強度がコンクリートの5倍もあります。
見た目はモルタルとよく似ていますが、
モルタルが(セメントと水)で作られているのに対し、
モールテックスは(セメントと特殊な樹脂)で作られています。
この特殊な樹脂が入ることでモルタルとの大きな差がうまれます。
(↑上の写真は私の自宅の玄関タイルです。前に物を落としてしまい割れてしまいました。)
上の写真を見て分かるように我が家の玄関の床は一般的なタイルです。
(写真のタイル、汚くて申し訳ございません。)
雨の日などは泥水が玄関タイルに付着して、黒ずんでしまいます。
放置すると汚れは落としにくくなるので
汚れたら早めに掃除をすることが理想的なのですが、
雨の日が続く梅雨の時期など泥汚れの掃除は、毎日行うことは正直難しいです。
そんな時、雨の日に工匠の事務所の玄関を見たときに
あまり汚れていない事に気がつきました。
玄関の床の色が目立ちにくい色ということもありますが
耐水性があるモールテックスだからこそ汚れにくいと実感しました。
耐水性が優れているのでモルタルでは難しかった、
キッチンや洗面台、バスルームなどの水回りに施工することもできます。
床、天井、階段、ガレージなど様々な場所で活躍します。
また、カラーバリエーションも豊富で標準カラーで全64色もあります。
(↑BEAL社カラーチャートです。)
顔料を混ぜて作るので色数は無限に広がります。
なので、自分の好きな色を見つけることが出来ます。
しかし、注意点もあります。
汚れ防止のコーティングなどは絶対にしておかないと汚れが浸透してしまうので
メンテナンスが必要になります。
また、値段も一般的な左官仕上げのタイルなどに比べ高めになっています。
あとは、施工工程が複雑で講習を受講した熟練の職人でなければ施工が難しいとされています。
工匠は事務所の施工も担当してくださった信頼のできる左官職人さんにお願いしています。
これから住宅をご購入のご予定のかたは新素材のモールテックス、
お家の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか。
新しい素材でまだまだ未知な部分なども多いですが、
不安や疑問などたくさんお話をして決めていきましょう。
後悔しない家づくり私たち工匠にお任せください。
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。