工匠の小林です。
今回、施工と管理を担当させて頂き、昨年6月に始まりました工事も、外構を残して無事竣工致しました。
『真壁作りの和モダン住宅』
工事開始時は、天井、二階床に使っているJパネル材、柱、梁などが化粧材のため特に雨養生には気を使いました。
造作工事になってもそれは同じです。
柱、階段材は桧、梁、床は杉。
特に杉材は柔らかく、傷がつきやすいため物を落とさないよう、ぶつけないよう気を付けました。
桧の柱、階段材は白太材のため、手垢などがつきやすいため直接手を触れず綿手などをし作業させて頂きました。
また、工事を進めて行く上で特に大事だと感じたのが御施主様との打合せです。
どんなに技量がある大工、どんなに切れる刃物、それらを兼ね揃えていてもお仕事を頂けなければ意味がありません。
お仕事させていただいていることに感謝をすると共に、全力で取り組む。
これらを気を付けながら進めました。
今の時代、真壁の家に携われる大工は幸せ者で、そのうえキッチン造作を含めた無垢材のオンパレードは大工冥利に尽きる1棟となりました。
施工管理を含め、改めて多くの方のご協力があって、ここまで辿り着くことができました。
感謝しかありません。
何よりお施主様には、このような機会をいただき、本当にありがとうございました!
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。