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2024/03/09

家づくり学

リフォームかリノベーションか?

リフォームかリノベーションか?

松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当です。
 

皆様こんにちは。

リフォームやリノベーションといった言葉をよく耳にします。はっきりとした違いを説明するのは難しいと思います。

今回は、リフォームとリノベーションそれぞれの特徴をまとめ、違いを捉えることでリフォーム、リノベーションをなんとなく考えているという方や中古物件購入の際など、参考になればと思います。

目次

 ●リフォーム(reform)とは。
 ●リノベーション(renovation)とは。
 ●それぞれのメリットデメリット
   ・リフォームのメリット
   ・リフォームのデメリット

   ・リノベーションのメリット
   ・リノベーションのデメリット

 ●リフォームかリノベーションか
   ・リフォームを考えるケース

   ・リノベーションを考えるケース

 ●まとめ
 

リフォームとは

リフォームとは、老朽化した部分を元に戻す。原状回復という捉え方になります。
汚れた壁紙を張り変えたり、古くなったキッチンや設備を交換するなど。


 

リノベーションとは

既存のものよりも価値をたかめて、つくり変えるという捉え方です。
間取りを変えてしまう。配管配線など隠れた部分もつくり変えるなど。

建物の構造のみ残して全て取り払ってつくり変えることを、スケルトンリノベーションやフルリノベーションと言ったりします。


 

▼スケルトンリノベーション


 

それぞれのメリットデメリット

リフォーム、リノベーションそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみます。

リフォームのメリット


改修箇所を部分的、空間ごとに考えることで、規模を小さく抑えられ、工期を短縮できます。
また、部分的に少しづつ考えることで、計画的にかつ段階的に修繕できるので住みながら原状回復することができます。必要な個所だけのリフォームは、費用を抑える工夫もできます。
間取りなど大きな変更をしないため、完成後のライフスタイルに影響が少なく、完成イメージがしやすいこともメリットの一つです。

リフォームのデメリット


大幅な変更をしないので、デザイン性やこだわりは出しにくいかもしれません。
生活動線や家事動線などを変更したい場合は、リフォームだけでは改善できません。
部分的な改修になるので、既存箇所との仕上がりや素材など雰囲気が違ってしまう場合があり、統一感は出しにくいです。

リノベーションのメリット


中古物件を安く購入し、リノベーションを行うと、新築よりも費用が抑えられる可能性があります。配管や配線など隠れた部分も一緒に修繕することができます。
また中古物件は、新築よりも安く好立地の物件に出会う可能性があります。

リノベーションは内装をがらりと変える事ができ、建売などよりオリジナリティが出せてレイアウトの自由もある程度あります。
建物を使い続けることで、サステナブルな暮らしができるのもいいですね。

リノベーションのデメリット


中古物件を探し始めからリノベーションを加えることを考えると、暮らし始めるまでにある程度の時間を要します。住宅ローンや引っ越しのタイミングを前もってよく検討する必要があります。
建物の築年数が古い場合は、そもそもリノベーションが可能かどうか、どのくらいの規模の工事になるのか、構造や建物の状況を見極めなければなりません。素人には難しい判断になります。しかし、確認を怠ると、新築よりも費用がかかってしまう事態になりかねません。

リフォームかリノベーションか

メリット、デメリットを踏まえてどんな場合にリフォームがいいのか、またリノベーションするべきかを考えてみます。

リフォームを考えるケース


・構造自体には問題がない。
・間取りなどに変更の必要がない。
・故障、老朽箇所を速やかに取り換えたい。
・少しずつ計画的に修繕していきたい。
・暮らしながらの修繕や改修をしていきたい。

リノベーションを考えるケース


・築年数が古いため、間取りが今の生活に合わなくなっている。
・デザインやイメージにこだわりがあり変更したい。
・配線、配管など一新したい。
・家族が増え、生活スタイルが大きく変わる。
・介護が必要で家全体を変更したい。
・まとめて改修し、その後落ち着いて暮らしたい。

まとめ


中古物件を購入しリフォーム、リノベーションを考える際は、かくれた構造などを確認しなければなりません。
物件の購入だけでなく、今住んでいる思い入れのある家をリフォームやリノベーションするときは、見極める力と再生できる技術を持った信頼のできる施工会社にお願いしましょう。
予算や生活スタイルなど自分に合った方法で理想の家を造れたら素敵です。

工匠では古民家鑑定士の資格を保有し、古民家再生ができる技術を持った大工が複数在籍しています。

大切な思い出をを残しながら、新たな価値を加えた丈夫で美しい「住み継ぐ家」を目指して、施主様の想いを叶えます。ご相談ください。

▼小さな手形を残す✋

▼立派な梁や構造を残し、魅せる。

参考ブログ☞「後悔しない古民家再生 施工会社を選ぶ4つのポイント」

施工事例☞築50年の住み継ぐ家

施工事例☞築100年の住み継ぐ家

参考ページ☞古民家暮らし


工匠は、千葉県松戸市・市川市を中心に自然素材を活かした注文住宅・古民家再生を手掛けています。
いつまでも丈夫で美しく、愛され続ける住宅をご提供いたします。
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