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2024/11/19

和×暮らし

『今、選ばれる平屋の魅力』-平屋で和×暮らし-

『今、選ばれる平屋の魅力』-平屋で和×暮らし-

松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当です。
 

皆様こんにちは。

昔ながらの家の良さを習いつつ、生活の悩みを解決し快適に和やかに暮らしを調律できる家を造りたい。古民家再生、リノベーションに明るい将来を想像できる家。

今、新築でも平屋を選ぶ人が増えています。今回は、選ばれる平屋の魅力を深堀りしつつ、住みやすく安心な「和×暮らし」を考えてみたいと思います。


-目次-

・平屋とは

・平屋の魅力6選!
 1、生活動線がシンプル
 2、家族の気配を感じる安心な暮らし
 3、地震と風に強い
 4、将来を見据える暮らし
 5、光熱費を抑えられる

 6、メンテナンスのし易さ

・平屋の注意点

 ・広い敷地
 ・リフォームも新築も平屋だから安いとは限らない
 ・周辺の環境(水害、日当たり、風通し、防犯プライバシー)

・まとめ
 

平屋とは

1階部分のみの住宅です。
段差のない1フロアに住宅として必要な空間全てが整っているのが平屋です。かつての日本家屋は1階建てが主流でしたが、時代背景や流行りと共に、2階建てが多く建築されました。しかし、昨今は再び平屋の人気が高くなっています。「平屋回帰」という言葉がSUUMOジャーナルで2023年住宅トレンドワードになったほどです。新築が減っている住宅事情の中で、1階建てはここ10年で増加傾向にあります。

では、今熱い平屋の魅力とはどんなものなのでしょうか。

平屋の魅力6選!

1、生活動線がシンプル

平屋は2階部分を持たないので、住宅に必要な全てを1階に配置していくことになります。
今人気の平屋はシンプルでコンパクトな間取りのものが多く、昔ながらの日本家屋によくみられる「田の字型間取り」が取り入れられています。田の字間取りとは大黒柱を中心に4つの部屋がつながっているシンプルなものです。中廊下を作らずに、家中を回遊できるイメージです。

※イメージ

1フロアを一つの空間で捉え、水回りをコンパクトに配置すれば家事動線がスムーズになり、掃除・洗濯と言った主な家事の負担を大幅に減らすことができます。

子供たちが自立し使わなくなった2階部分、古民家でいえば大きな作業スペースになっていた所を見直すなど、減築リノベーションや古民家再生にも取り入れたい間取りです。

2、家族の気配を感じる安心な暮らし

家族が互いにいつも気配を感じて生活できる安心な空間になります。違う事をしていても、たとえ仕切りを挟んでいても、同じフロアに家族がいることは、安心感があります。小さい子供に目が届きやすく、家族が顔を合わせる事も増えて、自然とコミュニケーションが増えます。
子供が大きくなっても声をかけることができますし、高齢になった夫婦にとっても会話をするきっかけが増えるでしょう。階段がないので転落するという心配もありません。

 

3、地震と風に強い

比較的構造がシンプルな平屋は安定している事に加え、2階部分の重さがかかっていないので、揺れに対して強いといえます。また、建物自体が低いので、風を受ける面積が小さく、強風の影響を受けにくくなります。実際、台風の多い沖縄の住宅には平屋が多くみられます。
この安定した構造のメリットは災害に強いだけではありません。広々とした空間や大きな開口部を作ることが可能で、庭とのつながりを楽しむ設計にしやすくなります。これは、平屋が選ばれる大きな理由になっているようです。縁側やデッキを設けて外とのつながりを創る。内と外との境界があいまいな空間から季節を感じたり通りかかったご近所さんと会話することは、昔の和の暮らしの中によくあった光景です。太陽の傾きや風に揺られる緑、毎日ちょっとだけでも外へ気持ちが向く生活は健康的です。


そして、外への大きな開口はいざという時の避難路となります。小さな子供、高齢者、車椅子を使用している場合でも安心な暮らしの一つとなります。

4、将来を見据える暮らし

新築にしてもリノベーションにしても古民家再生にしても、将来の生活を見据えて平屋のバリアフリーにしておこう!という考えはありですよね。それぞれのライフステージでたくさんの事が変化します。それに伴って住まいを変化させる必要も出てきます。通路幅を変える、階段を使わなくなるなどリノベーションや古民家再生といった次のステージの住まいには、将来を見据える事が重要になります。その時、平屋のバリアフリーは大きな安心とメリットになり得ます。

若い世代の新築時に将来の不安事を全部取り除いておく事は難しいかもしれません。でも、大工が丁寧に建てる木の家は、後のリノベーションで間取りを変えやすいという特徴があります。特に築50年以上の古民家は、かつての大工が良い木で組み上げる伝統構法で建てられている場合も多く、今でも十分に再生できる可能性があります。簡単に取り壊さずに、再生するという選択肢も残してください。

5、光熱費を抑えられる

1フロアで、シンプルかつコンパクトが実現している平屋は電気、冷暖房の光熱費が抑えられます。また、2階や通路への空気移動がないので、冷気も暖気も逃がさずに効率よく快適な空間を保てます。部屋が上下階に分かれていない平屋の中では、自然と家族が一か所に集まって経済的。何より家族を近くすることは、お金の問題ではない、平屋のうれしい魅力です。

そして、省エネは家計を助けるだけではありません。もう私たちが素通りできない地球温暖化という問題へ取り組む、大切な一歩でもあります。


 

6、メンテナンスのし易さ

二階建て、三階建てに比べれば、屋根や給排水管などのメンテナンスがしやすいものとなります。大がかりな足場をかけずに修復修繕ができますし、外壁は全体的面積が少なくなる場合が多いので、費用を抑えることができます。

平屋の注意点

平屋は長く住むための安心があり、世代問わず魅力とメリットが多い事がわかりました。でも、やっぱり注意点もあります。
 

広い敷地

平屋には生活に絶対的に必要な水回り、家族が必要としている部屋全てを一階に並べて間取りを決める必要があります。コンパクトにするとは言え、絶対的に必要な水回りのボリュームは大きく変える事ができません。それなりに広い敷地がないと、行政が決めている建ぺい率に上限があるため、理想通りの平屋を建てることができなくなります。リノベーションや、古民家再生でも広い敷地がないのに二階部分をなくして、一階だけに全てを納めようとすると無理が出てくる可能性があります。同じ延床面積の家を建てようとしたとき、二階建てよりも平屋の方が広い土地が必要になるというわけです。

リフォームも新築も平屋だから安いとは限らない

二階建てと同じ坪数の家を建てようとしたとき、平屋の坪単価は高くなる可能性があります。屋根や基礎工事が二倍になるからです。一方で、階段や階段前のホールが必要ないので、そういった面での建築費を抑える事はできます。平屋はシンプルだから安いと思い込まないようにしましょう。土地も広くなれば、当然費用も大きくなります。

また、リノベーションや古民家再生での減築だったとしても二階部分をなくすと家のバランスが保てない、と診断された場合はそれ相応の対応が必要になり、費用がかさむという事も少なくありません。特に古民家の場合は木造の構造をよく知り、実際に構造部分を修繕できる技術がある工務店に依頼しなければなりません。

周辺の環境(水害、日当たり、風通し、防犯プライバシー)

平屋は地震と風に強い面がありますが、水害には注意が必要です。近年ではゲリラ豪雨などの影響で、水害のリスクが高まっています。ニュースなどで耳にすることがありますが、「垂直避難」という考え方が防災の中にはあります。増水や川の氾濫など住宅への浸水の恐れがあり、屋外への非難が難しい場合、二階へ移動するなどの縦方向へ一時的に避難するというものです。平屋はそれができません。そして浸水してしまえば、家全部が被害を受けることになります。


場所によっては、日当たりを確保できない場合もあります。周りに高い建物が密集していたり、道路に面していてプライバシーを確保できないなど、その土地の周囲の環境に注意が必要です。


中廊下がなく、部屋同士をつなげる設計の場合は風通しをよくするような設計上の工夫が大切になります。それと同時に入口や窓を増やす場合の防犯対策も考えておかなければなりません。


周りの環境を調べてどんな住まいが適しているかを検討し、自分にあった暮らしを叶えましょう。

まとめ

部屋と部屋が田の字型に繋がり、襖を使って仕切る、開けて大広間にするという昔の家。玄関からは土間、台所があり、表側には縁側があった。トイレや風呂は外にあるなど、家の中と外が曖昧だった頃の日本家屋。家族も近所の人たちとも距離が近く、毎日顔を合わせて暮らすというスタイルでした。
現代は、一緒に生活する家族の単位も小さくなりました。だからこそ、家族を部屋ごとに複雑に仕切るのではなく、一つのフロアのシンプルな間取りの中で、互いの気配を感じながら暮らすことは、安心であり広さを感じる暮らしでもあるのではないでしょうか。
ガーデニング、盆栽などの趣味の時間を持ちたい、BBQをしたり、プールを出したりとちょっとしたリゾート感、開放感を味わいたいなど、日常を楽しくさせる想像が広がる平屋。選ばれるのも納得です。

大きくできる開口部は、外とのつながりを創ります。通りかかったご近所さんとお茶を飲んだり、立ち話したりそんな時間も絶対あっていい、郵便やさんに「どーも」と言うだけでもいいと思うのです。自分の存在を近所の人たちに知っていてもらう。いざという時に助け合うという和心の確かさを信じる毎日です。

古民家再生、リノベーション、大規模修繕など使わなくなった部屋を一つのフロアにして、生活動線を整えて、将来を見据えた家を叶える。暮らしやすさを考えたら、楽しくなる家。安心な家。人が立ち寄る家。家族が遊びに来る家。自分をアクティブにする家。和の暮らしと和心を取り入れた平屋にはたくさんの力があるような気がします。
 

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