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今回は松戸市にある戸定邸をご紹介します。
千葉県松戸市の松戸駅から歩いて10分程の住宅地の高台にある、明治17年(西暦1884年)に建てられた
木造平屋建て(一部二階建て)純和風の本格的な武家屋造りの建物です。
建設したのは、江戸幕府15代将軍・徳川慶喜の弟・徳川昭武(あきたけ)です。
建設当時は、昭武公の別邸として建てられ、昭和26年に松戸市に寄贈されました。
徳川家の住まいとして一般公開されているのは、全国で唯一、戸定邸だけとなっています。
国指定重要文化財となっていて、指定名称は『旧徳川家住宅松戸戸定邸』です。
戸定邸のみどころを、いくつかご紹介します。
こちらは戸定邸の中心となる建物の表座敷棟です。お客様をおもてなしする客間と昭武の居間があります。
床の間のある御本間からは、広々とした庭園と高台に建つ戸定邸ならではの見事な景色を楽しむことができます。
表座敷棟の造りは、簡素ながら建具や柱、欄間、長押など細かな部分までこだわりが見られ、
お客様をもてなすに相応しい、最上等のつくりとなっています。
こちらは表座敷棟の南と西に広がる、昭武がこだわりぬいた庭園です。
書院造りの庭園で、国指定名勝にもなっています。
天気のいい日には、標高25mの庭園から、江戸川や富士山の眺めを楽しむことができます。
戸定の日(毎月10日・20日・30日)には、庭園に降りて散策することができます。
『戸定の日』は休館日や天候によって変更になりますので、詳しくは戸定邸にお問い合わせください。
こちらは湯殿(お風呂)です。昭武の生存時はかけ湯で入浴をしていて浴槽はなかったと考えられています。
天井部分には杉の赤身、一枚板が使用されています。訪れた際には是非ご覧ください。
こちらは便所(トイレ)です。明治時代のトイレが間近に見ることができます。
戸定邸内にはトイレが数カ所あり、たくさんの方々が生活をされていたのかなと想像ができます。
戸定邸には各部屋に、分かりやすく解説がされている、案内板が設置されています。
この案内板には、QRコードが設置されています。日本語が分からない方も、スマートフォンやタブレットでQRコードを読み取ることで、戸定邸の解説を様々な国の言語で説明を聞くことができます。
また、受付で申し込みが必要になりますが、
松戸市観光協会に所属するボランティアガイドさんが戸定邸を解説付きで案内もしてくれます。
ガイドさんが不在の場合もありますので、詳しくは戸定邸にお問い合わせください。
いかがでしたでしょうか。
明治時代の徳川家の住まいがほぼ完全に残る唯一の建物となっている、松戸市戸定邸。
戸定邸の内部は非公開の場所もありますが、とても広く
見学をしていると今どこにいるのか分からなくなるくらいでした。
明治時代の様子や風景を想像しながら、見学を楽しんでみてください。
皆さんも是非、行かれてみてはいかがでしょうか。
住所 |
千葉県松戸市松戸714-1 |
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関連サイト |
戸定歴史館|松戸市 (city.matsudo.chiba.jp) |
電話番号 |
047-362-2050 |
開園時間 |
午前9時30分~午後4時30分(午後5時閉館) |
休館日 |
毎週月曜日(ただし月曜が祝日の場合、翌日休館)、年末年始 |
アクセス |
松戸駅東口下車徒歩約10分 |
入館料 |
戸定邸入館料: 一般250円、高校生・大学生100円 戸定邸・歴史観共通入館料: 一般320円、高校生・大学生160円 ※中学生以下は無料 |
駐車場 |
無料(普通車46台・大型バス5台) ※大型のみ電話で要予約 |
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