4/22(木)の日本経済新聞にも掲載されておりましたが、
オイルショックならぬ『ウッドショック』が発生しております!!
ウッドショックとは、簡単にご説明すると…
木材の深刻な供給不足による価格高騰のことです。
この背景は、日本における木材を取り巻く現状に起因します。
現在、住宅の原材料の約7割が輸入によるもので、日本国内の木材の流通が滞っている状況です。
流通が滞り、木材需要と供給のバランスが崩れ、価格が高騰する事態が発生しました。
これは日本に留まらず世界的に出来事として、テレビなどにも取り上げられています。
では、その大きな要因は…
①アメリカ、中国の木材需要の拡大
②コンテナ不足やコロナによる貨物船の減便等による海上物流の混乱
と言われています。
※コロナ禍による住宅への価値見直しや住宅金利引き下げなどにより世界的に住宅着工棟数が増加。
昨年末頃から、米松材を中心に日本向けの供給を制限し、輸入材に頼っていた日本住宅市場に大きな打撃を与える結果となりました。
供給制限に伴って、代替樹種の需要が増加し、結果あらゆる木材へ伝播しています。
単純に国産材を使えば…って思うかもしれませんが、実際には急激に増加した物量に対応する人材も設備(環境)もないが現状です。
続いてコンテナ不足は、巣ごもり需要の増加に伴う荷物量の増加や航空便の減少、ロックダウンによる荷受け作業員の減少などといった要因が挙げられます。
元々輸入材は海上運搬がベースのため、これらの要因を受けて流通が滞っています。
以上、住宅業界に起きている現状が『ウッドショック』です。
弊社の住宅商品『結~YUI~』も例外なく輸入材のプレカットで、価格高騰の煽りを受けております。
ウッドショックに加え、木材以外の建材や設備も値上がりしています。
住宅設備は4月に価格改定があり、値上がりしました。
また原油価格高騰を受けて、鉄製品を中心に様々な建材が値上がりしています。
結果的にあらゆる部材・建材・設備が高くなり、建築費全体が高くなっているのが現在の状況です。
今後も下がることはまずないと考えられます。
※住宅商品『結~YUI~』は、建物本体価格を提示しておりますが、ウッドショックの影響を受け、今でも値上がりが続いている状況で、増額幅を提示できないことをご理解いただけると幸いです。
弊社も協力業者一丸となり対策に乗り出しておりますが、予定した工期内に完成するお約束が出来ないのも実情です。
建築をされている方、建築を考えられている方には大変ご迷惑をお掛けしますが、ご理解をお願い致します。
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。