工匠の茂木です。
昨年より工事していた威光院の御堂もいよいよ完成となります。
正面扉のれんじシャクリやれんじ格子を加工場にて制作しました。細かい仕口の依頼は多くないので、貴重な経験をしました。
また、今回の浜縁ですが屋根に樋がないため、雨切れを良くするため一般的な勾配より少しキツめにしたり、工夫をしました。この少しの勾配の違いが、角板の収まりなど苦労しました。
現在は、建物完成に伴い寄付銘板を作成しています。
材料は御堂と同じ桧材を使っています。
少し細かい仕口などがあるため、普段より気を付けて加工しないと角が欠けてしまうので、慎重に作業を進めています。
今回の工事は御堂だけでなく、山号額や寄付銘板も弊社で施工管理しているため、大変やりがいのある仕事になりました。
一つ一つの作業に想いを乗せて、造作する面白さ、大変さ、喜びまで様々な経験をさせていただきました。
☝社寺金物の六葉と唄(黒漆)
☝格天井
☝紅葉模様の埋木
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。