工匠の住友です。
現在担当している現場も、ついに完成の時が近づいてきました。
約1年前に地鎮祭を行い、今月末にお引渡しとなります。
今回の工事の肝である神殿、御扉周りの意匠ですが、
現在お使いの御扉を再使用して欲しいとお施主様より依頼があり、また御扉の高さを立っている状態で少しでも見上げられるように、扉の中心を目線より上になるように計画しました。
御扉の高さが1.2mと大きい中、天井の高さにも法的な制限がある中で、何とか納めることが出来ました。
(御扉の写真は、完成してからのお楽しみです♪)
ここで完成ではなく、照明器具についても御扉の中央に錺金具(かざりかなぐ)が取付くので、その錺金具が目立つように照明器具のスポットをいろいろ吟味し、光角度の調整を出来るものを選びました。
宗教施設なので、いろんな行事に対応できるようにスイッチの経路を分ける工夫をしました。
ライトの具合は、付けてみないと明るさの具合や光の当たり方の具合がなかなか分からないところもありましたが、図面上で想定しながらお施主様の想いや意向をくみ取りながら、良い加減に計画できたかなと思います。
お引渡しに向けて、まだ書類整理等はありますが、今から竣工写真を撮るのが楽しみです。
お施主様には、長い工期の中、時間を割いて何度も打ち合わせをして頂いた中で、より良いものが出来き、ありがとうございました。
今回の経験をまた次回に生かしたいと思います。
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。