つい先日、タイトル通りの以下のニュースが飛び込んできました!
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201117/k10012716171000.html
弊社も社寺建築に携わる会社として、以前から関心があり、「伝統建築工匠の技」を構成する伝統技術の1つ「建造物木工」に関わりが深い一般社団法人『伝統を未来につなげる会』の賛助会員になっています。
今回のニュースは団体にとっても業界にとっても大きな前進です。
ただ、無形文化遺産に登録されることが目的ではなく、今回の登録を機に、どのように技術を継承し続ける仕組みづくりができるか!ここが一番の重要ポイントです。
現実を悲観しているわけではないのですが…
◆昔、大工は右官と言って位の高い職業でしたが、今では給料は安くデスクワークする人の方が給料が高い時代。
◆お金も上の人達(会社)、現場を知らない人達(会社)がたくさん持って行き、職方には行き渡らない現実が常態化。
◆そのうえ責任や工期など、実際は職方が負うものが多い。
◆建築士は木造軸組みもやろうとしない、RCやパネル工法の方が簡単でそのうち木造軸組みの図面も書けない、その弊害で釘さえ打てる大工もいなくなる。
その結果、粋な仕事内容は衰退し、職人を志す人は減少の一途を辿っています。
この現実を打破するため、政府主導の働き方改革だけでなく、業界全体で大きな変革を遂げる絶好の機会になると期待しています。
と同時に、社寺建築に身を置く会社として、個々の大工が能動的に活動していきたい。
兎にも角にも今はこの吉報に胸を躍らせています♪
文化遺産名称に、工匠の文字が😊
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。