工匠の住友です。
今回、冠木門改築工事の現場管理を担当させて頂くことになりました。
何度か現地調査でお伺いし、採寸や組み方、腐食具合など数十年前の大工仕事を確認して、
面倒だと思われるような1つ1つの手間が長持ちさせるのだと痛感しております。
今回の工事は、現在ある冠木門と同じものを新しく作り変えるようになりますが、
全く同じではなく外部に建つ冠木門なので、
雨に晒されても現在のものより長持ちするように改良を加えられるように、検討しているところです。
土台の天端が水平となっているので、山勾配を取り水が溜まりにくいようにと検討しています。
また、柱と柱を繋ぐ横架材〔冠木〕の上と柱の上だけ銅板が被さり、
雨に濡れにくくなっていましたが、銅板を被せる箇所を門扉の上や袖塀の上にも
被せるように検討しています。
現場の方ではまだ、工事は始まっていませんが、
人通りのある場所なので第3者災害が起こらないように、
より安全に工事が進められるよう今後計画を錬って行きたいと思います。
竣工予定が今年の年末なので、来年の年明けにリニューアルされた〔冠木門〕が、
いろんな方に見て頂ける事を楽しみにしています。
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。