工匠の小林です。
新築住宅の管理、積算、設計から施工までを担当させて頂いております。
墨付、刻みも終わりいよいよ建て方です。
今回は手刻みによる木組なので、基本金物は使わない仕口、継手にしております。
木の本来持つ特性や、癖を生かし使用箇所による様々な継手を使用させて頂きました。
土台…古代鎌継手
柱…長ホゾコミ栓
胴差し、梁…目地付鎌継手
丸桁、梁…尻挟み継手、追掛大栓継手
母屋、小屋梁、棟木…追掛大栓継手、台持ち継手
等のように色んな細工をしております。
木の特性や癖を読みながら墨付けをし、それを最大限に生かすように刻む。
この、細かいような事が非常に大事になって来ます。
土台敷きをし、無事に建て方を終え上棟しました。
これから外部をふさぎ造作工事に進んでいきますが、
まだまだ暑い日が続くので熱中対策や怪我などに気を付けながら、
竣工まで進めて行きたいと思います。
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。