工匠大工の茂木です。
今回は川口市にある寺院の薬医門を担当しました。
今回の工事は、現在建っている山門の形をそのまま新しくする、という工事内容です。
現在の樹種は総欅造りだったのですが、新たに建てる山門は桧になるため、
いくつかの困難と工夫がありました。
元々は、仕口なども全て同様に加工する予定でしたが、桧の場合は背割りがあります。
一番苦労した点は、柱の加工が一番大変でした。
一尺五寸という大きな材料(450×330×5500)だったので、
木工機械などが全く使えないため、
ひたすらに手仕事で矩などを決めたことが大変でした。
これだけ大きな山門は全国的にも少なく、携われる機会も多くないので、
正直不安と期待が沢山ありました。
建て方で、柱が無事に建った時には、本当に胸をなでおろす思いでした。
大工として、本当にいい経験をさせていただき、お寺さんを含め感謝の気持ちでいっぱいです。
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。