工匠の住友です。
今回は、現場管理の担当させて頂いておりました【古民家の改修工事】についてです。
約1年前に着工した現場がついに完成し、お引渡しとなりました。
外部では、下見板張りと木目調のサイディングを施工し、一部漆喰を塗りました。
内部の壁では、通常の住宅では、クロス貼りが主流となりますが、今回の現場では、「珪藻土 塗り」を施工しました。
建具のデザインについても、既製品ではなく、社寺建築の知識や技術を駆使しお客さまと打ち合わせを重ね、無垢材を使用した木製建具を造作させていただきました。
ここで一つ。昨年にマンションのリフォームをした時にも珪藻土塗りを施工しましたが、住まわれている方から空気環境が良くなったと聞かせて頂きました。
今回の現場でもお客様より「外にいるより空気が良くなった」と、早速の声を聞きました。
珪藻土は、調湿効果があり健康面でも大きな効果が得られます。
新築やリフォームを考えられている方は、是非ご参考にして頂ければと思います。
今回の現場では、二世帯住宅の古民家の改修工事をさせて頂きました。
既存の構造部を残しつつ、補強をしながらだったので、手壊し解体時の補強検討に少し時間がかかりました。
また、吹抜け部や2階の勾配天井は古民家の持ち味を活かした仕上げにするため、各工事の施工で日数がかかりましたが、その分の良い形になったかなと思います。
今回の構造補強を含めた大規模改修工事、至らない点もあったとは思いますが、多くの協力業者さんのおかげで無事完成を迎えることができました。
このスクラップビルドの時代に、自然体の気取らない素晴らしさを体現したようなお施主様の考え方が今回の古民家再生になりました。
100年以上前の古民家再生に携われたことに感謝いたします。
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。