松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当の黒河内です。
皆様こんにちは。
近年、人気となっている古民家暮らし。
テレビや雑誌、SNSなどでも多く取り上げられ、古民家への関心が高まっています。
古民家の活用方法は様々で、先祖代々住み繋いでいる住宅を住みやすくリノベーション・改修工事をしてさらに住み繋いでいく方や空き家となった古民家をリノベーションしてカフェなどの店舗や宿泊施設として活用されている方など様々です。
弊社でも、古民家再生や古民家のリノベーションなどのお問い合わせを多く頂いております。
そこで今回は、古民家の魅力と弊社で施工させていただいた古民家再生(リノベーション)の施工事例をご紹介します。
目次
古民家には、明確な定義はありません。
一般的には築50年以上が経過した、木造軸組工法の伝統構法・在来工法で建てられた住宅のことを古民家といいます。
近年、ウッドショックや物価の高騰、SDGsなどの観点から家づくりも持続可能(サステナブル)な住宅が注目され始めています。
しかし、古民家の価値や活用に注目がされて始めている一方で、古民家再生には費用や技術の問題から解体され取り壊されてしまう場合も多いことが現状としてあります。
今、人気の古民家にはどのような魅力があるのかこちらでご紹介いたします。
古民家には、現代ではなかなか手に入らない希少性の高い価値のある木材が多く使われている場合があります。
古民家の構造材を見ると、樹種や太さ、形状や色合いなど新しい木材とは比べ物にならないくらい貴重で魅力的な木材が使用されています。
無垢の木材は、長い年月をかけて木材としての強度が増していくとともに、
住まう人と共に成長していき、味わい深い自然な風合いのある木材となります。
古民家再生(リノベーション)は、希少性の高い立派な梁や柱をあえて見せるようなデザインにすることで、新築住宅にはない意匠性の高い住宅になります。
古民家や住宅を解体する場合、廃棄物が大量に出ます。
廃棄物は焼却処分され、その際に二酸化炭素が排出されます。二酸化炭素の排出は地球温暖化の原因ともされています。
古民家再生(リノベーション)は、使用できる梁や柱などの貴重で立派な木材を、廃棄せずに再利用します。
また、補強や修繕が必要な部分は見極め、適切に直し再生させます。
大切な資源である木材は、再利用することで二酸化炭素の排出を抑えられ、
環境に優しくサステナブルな家づくりに繋がります。
古民家は、高温多湿な日本の気候や風土に合った造りとなっています。中でも日本の暑い夏を過ごしやすくするための工夫が多くされています。
古民家の特徴としては、無垢材や塗り壁、畳、瓦屋根などの自然素材が多く使われています。
間取りは、日当たりのいい縁側や風通しのいい掃き出し窓、二間続きの和室など現代の住宅ではなかなか見られない造りが特徴です。
古民家を再生(リノベーション)する際には、古民家の特徴である間取りや自然素材を活かした造りにすることで心も体も癒される、居心地のいい家づくりができます。
こちらでは、弊社で施工した古民家再生(リノベーション)の施工例をご紹介いたします。
古民家にご興味のある方は、是非参考にしてみてください。
こちらは約50年前、当時の宮大工が建てた古民家の再生(リノベーション)です。
古民家の趣を感じる和室。和室の格式を上げる天井は網代天井と竿縁天井。
洗面台や木製建具は古民家の雰囲気に合わせて、造作しました。
こちらは築約100年を超えた古民家の再生(リノベーション)です。
歴史を感じる深みのある色合いと湾曲した形が見事な古材の梁を見せる吹き抜け天井のリビング。
リビングにある丸柱は、特徴的な模様と手触りが楽しめる、槍鉋仕上げ。
古民家ならではの、広い庭を見渡せる大きな掃き出しの窓とあたたかい縁側。
欄間や書院の建具を再利用した、風情を感じる和室。
いかがでしたでしょうか。
古民家の魅力は、古材の美しさや意匠性の高さなどのデザイン面だけではなく、
環境にやさしく、サステナブルな家づくりができることなど様々あります。
日本の住宅は、『古い物を壊し、新しい物を建てる』スクラップアンドビルドの使い捨てのような考え方から
『いい物を手入れし、長く大切に使い続ける』サステナブルな考え方へ時代が変化しています。
魅力溢れる価値ある、古民家を守り残していくことで環境に優しいサステナブルな社会への実現に繋がっていくのではないでしょうか。
工匠は、千葉県松戸市・市川市を中心に自然素材を活かした注文住宅・古民家再生を手掛けています。
いつまでも丈夫で美しく、愛され続ける住宅をご提供いたします。
古民家再生を行い、私たちらしい暮らしを叶えたい。
他社で診てもらったら「建て替えた方が」と勧められたが、本当にそうなのか?
予算や間取りなど相談したい。