埼玉県三郷市 F様邸
日本庭園と調和する古民家再生
実はそこまで古くない建物ですが、池のある日本庭園とあわせて見た全景は
日本昔ばなしやスタジオジブリの映画に描かれる日本の原風景のようでした。
築50年程の古民家は、土間がある昔ながらの間取りと構造で、どこか懐かしい雰囲気の漂う落ち着く空間。
手壊し解体からスタートして、構造補強と間取り変更がメインの工事。
古民家の雰囲気を壊さない仕上げ、現代の断熱性能や防蟻対策を組合せながら、
この建物が50年後?100年後?の世代に繋がるよう、1つ1つ丁寧に造作させていただきました。
▼建具をそのままに柱の朽ちた部分に沓石を据える
▼敷居と鴨居を調整して、新規の造作建具で全体の調和
▼勝手口には風を感じられる目隠しの袖塀を設置
▼持ち送りを古色して新たに取付け、吹寄せ垂木の玄関雰囲気をそのままに
▼旧玄関の雰囲気をそのままに間仕切りを追加
▼玄関を抜けると真壁の中通路があり、各部屋に繋がる機能的な間取りに
▼広々としたダイニングキッチンは、勝手口と直結していて導線も◎
▼2階の和室は、開放的で広く見せる効果のある船底天井
▼機能性も兼ね備えた最高級グレードのユニットバス
▼大工が造作した一枚板の洗面台